今日はひたすら、この作品に会いたくて出かけてきました。
思い描いていたイメージのとおり、素敵な美人画。うっとりと見つめていたくなるような 作品です。
蚊帳の糸の表現もさることながら、朝の少し乱れた髪がなんともいえない色香が漂う感じ。
柔らかい髪から、鬢付け油の甘い香りがしてきそう。
椿油かな。。なにかな。。なんて考えながら色々調べてたら、面白いサイトを見つけました。
鬢付け油はなにを原料としているのか。
そして、日本髪のお手入れ
こういう香りって、勝手に想像してるうちが華なのかなあ。。なんておもいながらも、
でも、この美人画からはほんのりと甘い香りが漂ってくる。
涼しげな目元がとっても美しい、そして、ちょっと冷たげな唇。
クールな日本美人って感じ。素敵な作品でした。
お部屋は Art of Asia のギャラリー278A
新時代の新美人、 明治から昭和へ のテーマで1890年代から1930年代 にかけての美人の捉え方を展示しています。
鳥居清忠
- 「朝寝髪」 池田版 昭和5年(1930年) 千葉市美術館所蔵 前田謙太郎彫、前島摺